株式投資に興味を持っている初心者のみなさん。そもそも株価の値段ってどのように決まっているのか、どうして株価は上下するのか、と疑問を持ったことはありませんか?
結果から申し上げると、株価は企業の純資産や利益などをもとに理論株価という計算方法で割り出すことができます。では、株価はどのような理由で上下するのでしょうか?
本記事では株価に対する素朴な疑問を、3分ほどでサラッとおさらいしてみましょう。
株価が上下する理由とは?
株価が上下する理由はいくつかありますが、代表的なのは以下の3つ。
- 業績が修正されたから
- 新事業が始まったから
- 割安株が何かのきっかけで注目を集めたから
ここでは株価が上下する理由について解説していきます。
業績が修正されたから
企業側が業績の見通しを上方修整すると、株価は上がりやすいです。反対に下方修正すると株価は下がっていきます。これは当たり前ですが、投資家たちの期待が高まれば株価は上がりますし、期待が下がれば株価は下がる、ということですね。投資家たちは通常、企業の業績を決算書を通して見ることができます。決算書は企業側が業績や今後の見込み収益などについて報告するもので、これにより株価は大きく変わっていきます。
新事業が始まったから
企業が新事業を始めたり、新しい工場などを建設すると、株価は上がりやすいです。新事業への参入は投資家たちから見ても、利益が上がる見込みがあると判断されることも多く、これにより株価が上がります。また、企業同士の合併などの際にも株価は上がります。これは経営統合することにより利益が上がることが予想されるためです。
割安株が何かのきっかけで注目を集めたから
割安株とはその会社の利益や資産に対しての評価が株価に反映されておらず、株価が低い状態が保たれている株のこと。簡単に言ってしまえば、良い事業をしていて評価されるべきなのに、知名度が低いため注目されず結果株価が低くなっている株のことです。穴場的な株というイメージですね。例えばこの割安株が何かのきっかけに人々から注目されるようになれば、株価は大きく上がります。注目されるきっかけとしては、東証2部から東証1部へ移動することが発表された・・・などがあります。
そもそも株価はどのように決まる?
株価は企業の純資産や利益などをもとに理論株価という計算方法で割り出されます。理論的に算出された株価は、もちろん投資家と企業の需要と供給のバランスで変化しますので、いつも一定なわけではありません。
株価はさまざまな要因で値上がり・値下がりする!
今回は株価が上下する理由について解説しました。株価が上下する理由にはいろいろなものがありますが、簡単に言ってしまえば投資家に注目され期待値が上がれば株価は上がりますし、注目されずに期待値が下がれば株価も下がります。本記事が株式投資に興味を持つきっかけとなれば幸いです。
注意 : 株式投資には常にリスクが伴います。株式投資を行う際は自己責任において行なっていただきますよう、お願いいたします。